2022年を振り返る

これはなに

  • 今年も1年お疲れ様でした
  • CTOに就任して1年経過し、5月からは取締役CTOになった
  • 来年も「売上と開発の課題を同時に解決しつづける組織」にするために最善を尽くす

目標は達成できたか

ちょうど1年前に CTOになった経緯とその決意を書く - kurotyannの覚え書き を書いた。 書いた目標すべてに試行錯誤をして成果を得た。しかし、途中でこの目標の一部は方向転換が必要になった。

今年の4~5月頃に親会社から独立した。 プロダクト、組織、経営、カルチャーなど会社のすべてに手を加える必要がでた。 社内では第二創業期と呼んで新たなスタートをきった。

外部に向けた象徴的な変更だと、会社ロゴ、コーポレートサイト、会社のビジョンをリニューアルした。 さらに、プロダクトを1つ親会社へ譲渡した。

このタイミングで自分もCTOから取締役CTOになった。 経営判断に技術視点が必要だと感じ、経営サイドへも挑戦することにした。 今年1番の挑戦だったし、今後の目標達成に必要な選択だった。

来年の目標

冒頭にも書いたが、「売上と開発の課題を同時に解決しつづける組織」にするのが目標です。 おそらく今の立場を継続する限り、この目標が変わることはなさそう。

CTOに就任した当時は、技術負債や組織コミュニケーションの改善に注目してた。 これらはもちろん必須だが、会社のP/Lと連動した決定でないと解決のインパクトが小さい。 あと、今の自分にできることに注目しすぎたと反省もした。 自分が技術や決定のボトルネックにならないよう、常にGo Higherしないとダメだった。

ずっと売上と利益が伸び続ける前提なら、いくらでも好きにやれるが、あらゆる課題がそれを阻んでいる。 経営と技術の両面から根本を解決するには、役員という立場に自らを置かないとダメだった。

技術への理解不足を嘆くエンジニアもいるが、エンジニアが技術以外の立場に歩み寄る選択肢もあると思う。 あらゆる経験はスキルアップになり、デカいことやるなら、チームが必要だ。

とはいえ、コードを書いてサービスを開発するなら、エンジニアの個々の技術力とプロダクトの開発環境がベースで整ってないといけない。 そして、これはエンジニアが率先してやらないといけない。一方ではなく両方やるし、チームと個人どっちだではなく、両方だし同時だ。 これらを可能にするには、解決のインパクトが大きい課題(いろんな問題が芋づる式で解決される「解の重心」となる課題)にリソースを全集中できるようにトップが頑張らないとダメだ。

なので、最後に一言いうなら「家族に迷惑かけないレベル」で最善を尽くします。良いお年を。